ウィーン・プレスインフォメーション 2022年3月号ウィーンの新しいホテル – 皇帝の輝き、革新的な豪華さ、持続可能なライフスタイル

ウィーンのホテル業界は力強い存在感を放っています。2022年、すでに新規オープンを迎えたホテル、そしてオープンを控えたホテルが目白押しです。ホテルはあなたを街にいざなう招待状です。ラグジュアリーホテルから個性的なスタイルのホテルまで、革新的なコンセプトと楽しさを備えたホテルが、ウィーンに揃います。

レオポルト1世に敬意を表して：The Leo Grand （ザ・レオ・グランド）

シュテファン大聖堂からほど近い、最高の立地条件にあるホテル。ウィーンのグループ企業レニクスによって、史跡として保護されているバロック様式の建物が、76の客室とスイートルームを備えたラグジュアリーホテルへと生まれ変わりました。妥協のない型にはまらない豪華さをコンセプトとしたザ・レオ・グランドは、ただ新しいというだけでなく最高基準のホテルとなっています。オープン予定は2022年4月です。

チーフデザイナーのガブリエル・レニクスとそのチームは、バロック風のデザインを大胆に現代へ取り入れました。芸術を愛し、風変りで快活だったレオポルト1世（1640年-1705年）の人物像にふさわしいデザインです。レオポルト1世が皆さんをもてなし、このホテルとウィーンへの探検にいざなってくれます。

The Leo Grand （ザ・レオ・グランド）
Bauernmarkt 1
1010 Wien
theleogrand.com

リンク通りで混じりけのない贅沢を：アルマナック・ヴィエナ

特別にラグジュアリーなホテルとなるアルマナック・ヴィエナは、ウィーンのホテルの風景を豊かなものにします。リング通りに建ち、5つ星プラスのこのホテルは、全111の客室のうち3分の2がスイートルームとなる予定です。ホテルは歴史あるかつてのヘンケル・フォン・ドンナースマルク宮殿であり、新しいニーズに応えて宮殿からホテルへと返信します。オープン予定は2022年末、または2023年初旬です。

Almanac Vienna （アルマナック・ヴィエナ）
Parkring 14-16
1010 Wien
www.almanachotels.com/vienna

ドイツ語圏初のローズウッドホテル

もうひとつのラグジュアリーホテル。5つ星ホテルのローズウッド・ヴィエナが、街の中心部に2022年夏にオープンします。ヨーロッパでは5軒目、ドイツ語圏では初のローズウッドホテルになります。

99の部屋とスイートルームがお客様をお待ちしています。催事用スペースは会議や各種会合に利用できます。1830年代の歴史的な銀行の建物を大々的に改築しつつ、歴史的な物は現代風に変えて残しています。デザインはオーストリアのBEHFコーポレート・アーキテクツとロンドンのアレキサンダー・ウォーターワース・インテリアズが手掛けました。

Rosewood Vienna （ローズウッド・ヴィエナ）
Petersplatz 7
1010 Wien
www.rosewoodhotels.com

MQ（ミュージアム・クオーター）近くの開放的な緑の島：ホテル・ギルバート

2021年12月21日にホテル・ギルバートはオープンしました。世界にオープンな哲学と最高のサービスを提供する家族経営の4つ星ホテルです。BWMによるインテリアデザインのコンセプトは、57の「ファンシー」フラット、「クラッシー」スイート、「エピック」ロフトから見て取ることができます。ミーティングルーム2部屋、ジム、サウナ、電動ベスパと電動自転車のレンタルもあります。

緑のファサードからは、環境保護や持続可能な気候変動対策に対するホテルの信念が見て取れます。ウィーンのグリーン・フォー・シティズが企画して、緑化を専門とするオランダのゼンパーグリーン社のリビング・ウォール・システムを取り入れています。これにより温度を低く抑え、騒音を軽減する効果があります。さらに植物が植えられたテラスや内庭、ホテルの中にも植物が多くあります。ホテル内のカフェ・ブラッスリー&フローラでは、料理長のパルヴィン・ラザヴィ氏が「根から葉っぱまで」という信条のもと、野菜やフルーツを余すことなく使った料理を提供しています。

Hotel Gilbert （ホテル・ギルバート）
Breite Gasse 9
1070 Wien
www.hotel-gilbert.at

新しい地区のシーンを想像させるホテル：バセナ・ウィーン・ドナウシュタット

バセナとは集合住宅の廊下にある手洗い場のことで、ウィーンではかつてここに人が集まり、おしゃべりを楽しみました。バセナ・ウィーン・ドナウシュタットは2022年第3四半期に22区の新しい地域ヴィエナ・トゥエンティートゥにオープンします。客室数は198、部屋の広さは17 m²で、9つのフロアに分かれています。

キッツィヒ・デザイン・スタジオによるインテリアデザインは、若々しく、ダイナミックで生き生きとしています。近くにはドナウ島、ドナウ・パーク、アルテ・ドナウなどがあり、数分で行くことができます。

Bassena Wien Donaustadt （バセナ・ウィーン・ドナウシュタット）
Dr.-Adolf-Schärf-Platz 6
1220 Wien
www.bassenahotels.com

最高の隣人関係：ホテル・インディゴ・ヴィエナ・ナッシュマルクト

2022年3月、隠されていた秘宝がいよいよオープンします。9階建てのホテル・インディゴ・ヴィエナ・ナッシュマルクトは、158のモダンなデザインの客室のうち2部屋が独立した浴槽を備えたスイートルームになっています。光溢れるレストラン、バー、ゆったりと過ごせる緑が植えられた中庭、ミーティングルーム、フィットネスジムがあります。緑がいっぱいのブティックホテルは、隣のマルガレーテ地区から着想を得ました。世界中で、芸術文化が盛んな地域に展開しているインディゴホテルの一つです。

Hotel Indigo Vienna – Naschmarkt （ホテル・インディゴ・ヴィエナ・ナッシュマルクト）
Rechte Wienzeile 87
1050 Wien
hotelindigo.com/vienna

成功したソーシャルビジネス：マグダス・ホテル・ヴィエナ・シティ

マグダス・ホテルはオーストリア初のソーシャルビジネスホテルです。祖国を追われた背景を持つ人が職に就くことを可能にし、プロフェッショナルなホテルマンになれるように教育するというコンセプトを掲げています。マグダス・ホテルはプラーター地区にありましたが、2022年9月に、3区へ移転します。新しいホテルには、85の客室、催事用スペースが2つ、レストラン、チャペルと、ホテル業の従来の垣根を越え、集いのためのスペースが多く設けられます。1960年代の建物の改装は、BWM建築事務所が手掛けました。室内には新しいデザイン家具とリユースやアップサイクリングの要素がミックスされていて、このホテルの多様性を映し出しています。建築とエネルギーの分野で持続可能性に力を入れ、庭（以前は駐車場）、ファサード、テラスには緑を植えています。

magdas Hotel Vienna City （マグダス・ホテル・ヴィエナ・シティ）
Ungargasse 38
1030 Wien
www.magdas.at