かつてフランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇妃が暮らした宮殿に、旅行者のためのトップレベルの宿泊施設が登場します。オーストリアで最も著名な文化遺産であるシェーンブルン宮殿の一角に、2014年のイースターから、オーストリア・トレンド・ホテルの豪華なスイートがオープンするのです。宮廷人の居住空間であったシェーンブルン宮殿東棟上階が、文化財保護法の枠内でホテル・スイートに改装されました。チェックインはじめ客室サービスは、オーストリア・トレンド・ホテル・グループに属し、宮殿にも近い4星ホテル、パークホテル・シェーンブルンが担当します。
王朝時代の優雅な内装は、最新のシェーンブルン宮殿スイートにも保存されています。内装やインテリアは、ハプスブルク皇帝家の夏の離宮だった時代の内装を再現、黄金、黒、白を基調色とし、高級な板張り、「宮廷のダマスク織り」と呼ばれるテキスタイルが用いられています。パイナップル柄のダマスク織りとも呼ばれる内装用布地は、1830年代から、ハプスブルク家の宮殿で幅広く用いられるようになりました。漆喰装飾、マリア・テレジア時代のシャンデリア、杉綾模様の板張り床などが、皇帝家の居住空間を再現しています。167 m²の広々としたスイートには2つの寝室、2つのモダンなバスルーム、サロン、広い居間に加えてキチネットもあり、4人の方々に、ゆったりしたスペースを提供しています。とりわけ素晴らしいのは窓からの眺めで、シェーンブルン庭園とネプチューンの泉、グロリエッテの丘を一望することができます。
Schloss Schönbrunn
シェーンブルン宮殿
1130 Wien, Austria Trend Hotels
www.austria-trend.at