多様性のマーケット
2011年10月13日から15日まで、市庁舎中庭(アルカーデンホーフ)で、野菜やチーズ作り農家、パン焼き職人などが、多彩な製品の数々を紹介します。各地の名産品レパートリーも、フォアアールベルク州のベルクケーゼ(山岳チーズ)、珍しい野菜類、ナナカマドのチョコレート、ウィーン産の高級ワインなど。ウィーン特産の「ゲミッシュターザッツ」と呼ばれるワインも含まれています。
更に今回初めて、国境を接するチェコ、スロヴァキア、ハンガリー、ドイツ、スイス、イタリアからも名品の数々が紹介されます。いずれの製品も、スローフードの基準に基づいて厳選された優良品ばかりです。
市庁舎内ホールを会場とする「味覚の学校」では、材料費の価格で、ワッハウ産のサフラン、特製のパンなどを、専門家の説明と共にお試しいただけます。また生産者も、生産や加工に関する貴重な情報を提供します。
スローフード・ウィーン協会とウィーン市の共催による「多様性のマーケット」は、初回の2009年に1万人以上の人々を迎え、大成功を納めました。スローフードは、地方独自の食品を大切にし、誠実な手作りと最高の品質および味覚を提供しています。スローフード運動は、イタリアのカルロ・ペトリーニが1989年に始めたもので、現在ではエコフードをモットーとする国際的なNPOとなっています。年々増大するメンバーの目標は、地方の名産品が忘れられず、こうした貴重な食品の生産過程や豊かな味について新たな自覚を広め定着させることです。「テッラ・マードレ・オーストリア」は、全世界に広がるスローフード・ネットワークの一環です。
Terra Madre - Markt der Vielfalt
テッラ・マードレ 多様性のマーケット
2011年10月13日〜15日
Rathaus, 1010 Vienna
www.terramadre.at